ホスピタウン便り |
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VOL13 (平成5年10月) |
地域医療シンポジウム開かれる
真誠会医院 院長 小 田 貢ホスピタウンが誕生してから平成5年9月9日に満5周年を迎えました。それに先立ち5周年の区切りとして8月8日米子市文化ホールにて超満員の中、森田米子市長を迎え開催されました。
この地域医療シンポジウムの開催の目的は市民の皆さんに地域医療の概念をもっと具体的に理解してもらうこと、医療関係者のみでなく市民、自治会関係者などが一同に会して自由に医療に関して話し合い、よりよい医療環境を模索する事でした。
シンポジウムでは熊本ホスピタウン;にしくまもと病院・林茂院長、山陰労災病院脳神経外科・川上伸部長、ホスピタウン真誠会医院・小田貢院長、米子市自治連合会中田義教会長、河崎校区自治連合会長・足芝忠夫会長、鳥取保育専門学院・大田繁子講師の発表後、会場の皆さんと、地域医療、かかりつけ医、救急医療に関して積極的質疑応答が行なわれました。
特別講演は岩国哲人出雲市長による「5人の走者」でした。講演の中で岩国市長は最大のサービス産業ということばをモットーに出雲の行政の意識改革を行いつぎつぎと新しい施策を実現してこられた経緯をユーモアたっぷりに講演され、会場の皆さんの感動を呼びました。行政は最大のサービス産業という言葉は医療の世界の私たちに対しても貴重なヒントだと思いますし、また意識改革もせまられていると思います。その意識改革の内容を具体的にひとつひとつ挙げて実行に移すことが地域活動の始まりではないでしょうか。