ホスピタウン便り |
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VOL25 (平成12年3月) |
弓浜ホスピタウン誕生
21世紀の福祉に夢を医療法人真誠会
社会福祉法人真誠会
理事長 小田 貢
●ごあいさつ●
昭和63年、医療福祉の町 ホスピタウンの建設という構想を描いて以来、辻田、家原、中下という素晴らしい友を得て努力して参りました。そのホスピタウンの発展には地元の皆様のご支援をはじめ、鳥取県西部医師会ならびに鳥取県西部各医療機関のご理解ご協力をいただきました。更にその上、鳥取大学医学部付属病院の多数の教室からも強力なご支援をいただきました。このようなご支援がなかったなら、現在のホスピタウンの存在は頭底考えることもできない荒唐無稽な構想であったでしょう。もちろん、ホスピタウンの最初の構想には第2のホスピタウンの建設構想は考えられないことでした。
しかし、私は幸運にも平成8年に聖路加国際病院 理事長 日野原重明先生と出会うことができ、師事することになりました。それをきっかけに私は人生最後の迎え方の大切さを学び、私自身で高齢者の皆様に対し人生の第4楽章を安らかに過ごせる場所を作ることを決意しました。そして、大山の日の出を拝み、そして島根半島に沈む夕日を見ることができるこの場所で、第2のホスピタウン 「弓浜ホスピタウン」を開設することができました。
私はこの地域交流スペースを「2000年ホール」と名付け、今後、老人福祉のみではなく、年齢を超えた人々の交流の場、地元の発展の核にしたいと思います。
また、この老人ホームを、長い人生航路を終えて安らぐことが出来る最後の平和な、静かな港、「ピースポート」と名前を付けました。これから沢山の人生の先輩の皆様がこのピースポートで平和で安楽な生活を送られるようお手伝いしたいと思います。
「私の人生の後半を人の人生の最も大切な時期に捧げる」、そして「21世紀の福祉に対する夢を作りたい」、それが私の決意であります。
弓浜ホスピタウンは「愛」をキーワードに、21世紀の福祉を少しでも多くの皆様に夢を持っていただくことが出来るよう職員一同努力して行きたいと思います。また、その「愛」、「夢」を育む場所として、弓浜ホスピタウンは桜並木を作りました。近い将来には、桜の名所として毎年皆様に桜を観ていただき、春を迎える喜びと、そしてつぎの年の春を迎える希望をもっていただけるような場所にしたいと願っております。
「21世紀の福祉に夢を!」それが私たちホスピタウンのテーマです。
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