ホスピタウン便り |
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VOL28 (平成13年1月) |
医療法人 真誠会
社会福祉法人 真誠会
理事長 小田 貢21世紀の幕開け
新年、そして新世紀の幕開おめでとうございます。
本年は21世紀最初の年です。昨年の半ば頃から新世紀に関するいろいろの想いをマスコミで見聞いたします。その多くは、「21世紀はどのような時代になるのか」というテーマです。そして21世紀の進歩に対する大きな期待を感ずることが出来ました。しかしながら、全てのことに共通して考えられること、そして考えなければならないことは「あるものを得れば、あるものを失う」ということです。
21世紀は人類の歴史の中でかつてない進歩を遂げるでしょう。それは確信を持って言えることです。しかしながら、それらの進歩は同時にその代償としてたくさんのものを失う可能性があることを忘れてはいけません。たとえ医学の進歩といえども、他方にて将来人類を危機にさらすことになりかねない危険性も潜んでいるのです。その危険性を避けるためには、時には進歩の道をあえて否定しなければならないこともあるでしょう。人類はそのような叡智と勇気をもたなければなりません。進歩とそれに対する評価はまるで麻薬のような魅力を持って人類を待ち伏せしております。しかしながら唯一、いかに進歩しても進歩しすぎでないことがあります。それは人々の助け合いの精神です。「助け合い」は「助け愛」です。人類だれもが人類の進歩に満ち足りることを知り、人々の心を大切にし、助け合って行くことが21世紀にもっとも大切なことであると思います。私たちは医療福祉の分野において、率先し実践して行きたいと思います。「医療福祉に夢と愛を」それが21世紀のはじめに私たちに託された使命であると思います。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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