ホスピタウン便り

　更なる成長を目指して　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ホスピタウン便り新年号より）

　新年明けましておめでとうございます。

　ホスピタウン真誠会は、平成15年9年9日で15周年を迎えます。思えば、昭和63年9月9日に19床の有床診療所としてスタートいたしました。その後、地元地域の皆様、そして時には日本に広がるネットワークでつながった多くの皆様方、そしてなかんずく真誠会医院の患者さんやご家族の方々に支援され、見守られ、そしてまた叱咤激励をうけながら真誠会は毎年成長して参りました。それはまるで、生まれたばかりの赤ん坊が半年、一年、二年の間にすくすくと成長し、ふと気付くと親と同じ背丈になっていたときのように感じられます。
　しかし、その子供の成長は、体だけはぐんぐん大きくなっても精神的には未熟な子供なままであるように、ホスピタウン真誠会も、体（建物）はぐんぐん大きくなってきても、精神的（職員教育）な面に関しては未熟な発達過程にありました。
　そこで、真誠会の名誉理事長をしていただいている聖路加国際病院理事長日野原重明先生の教え「心の教育」によって、職員が共通の理念の基で健康な心で今日まで育つことが出来ました。
　真誠会では今までの15年を一区切りとして、次に来る15年へ向かって、少年が知恵のある青年と育ち、そして壮年へとなるべく、成長をして行きたいと思います。
　医療福祉複合体である、その建物のサイズに恥じないように成熟した組織として、今後ますます厳しくなる医療福祉の荒波の中で職員一丸となって、社会の皆様に喜びと感動をもって迎えられるよう努力して参りたいと思います。
　ホスピタウン真誠会の更なる成長を暖かく見守ってくださいますよう宜しくお願い申し上げます。

医療法人真誠会・社会福祉法人真誠会　理事長　　小田　貢

	ホスピタウン便り
	VOL36　（平成15年1月）