ホスピタウン便り |
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VOL40 (平成16年4月) |
日野原先生を研究して
医療法人真誠会
社会福祉法人真誠会
理事長 小田 貢
私は3月28日に還暦を迎えるにあたり、私が心から尊敬し、師と仰ぐ聖路加国際病院 理事長 日野原重明先生について研究を始めました。
もちろん、先生の人生の92年という長さとその膨大な仕事量を考えると、先生について本格的に調べて研究するには少なくとも数年の歳月を要すると思います。先生に真誠会でお会いした平成15年11月22日から、平成16年3月28日までを目標に決めて原稿を書き始めました。最初は5万か6万字ぐらいで終わらせるつもりでしたが、日野原先生について調べていくうちにとても面白くなり、夜も眠ることを忘れるほどに原稿書きが進みました。一日の診療が終わると、夜は雑用をこなし、そのあと夢中になって原稿書きをする日々が続きました。気がついてみると深夜2時や3時になることもしばしばでした。正月の連休は殆どどこにも出かけず、朝から晩まで閉じこもって原稿を書き続けました。調子が良い時には1日に1万字ぐらい原稿を書きました。
第1回目の原稿の下書きが終わったのは平成16年の1月9日でした。そのときには既に14万字(400字詰め原稿用紙で350枚分)にもなっていました。日野原先生の軌跡を研究していたら聖路加国際病院そのものの歴史にも勉強が広がり、ついには16万字を突破していました。
平成16年3月6日現在、いろいろ手直しをして、3月28日の私の誕生日(還暦)までにまとめる予定にしております。この原稿が本になって日の目を見ることができるかどうかは別として、今回日野原先生を研究して改めて先生の偉大さに気付くとともに、日野原イズムの真髄を知る手掛かりを得た素晴らしい4ヶ月であったと思います。
これで大人として還暦を迎えることができること、そしてこの研究をもって私の還暦前と還暦後の人生の区切りができたことをとても喜んでおります。また、これで本当の意味で私が正々堂々と人様の前で「私は日野原先生の弟子です」と言えるようになったと思っております。
医療法人真誠会・社会福祉法人真誠会 理事長 小田 貢
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