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ホスピタウン便り

VOL42 (平成17年1月)

明るく、力強く、高く


 小泉内閣により三位一体の改革のもとに、多方面で経済的な圧縮が断行されつつあります。医療福祉の領域においても例外なく経済的切り捨て政策が行われ診療報酬、介護報酬の切り下げが行われ、その一方で政府からは医療福祉のサービスの充実を求められておりますので、私たちにとっては二重の負荷が課せられております。
 また、介護保険の利用者、医療の受診者(患者さん)に対しては段階的に自己負担分を増やしております。しかしながら医療福祉の利用者の方は自己負担分の増加は医療機関、福祉施設の収入の増加と勘違いされていると思います。
 実態は国の医療福祉に対する支出を抑え、その足りないところを利用者(市民、国民)から自己負担という形で徴収して、また介護報酬、医療報酬の減額ということで私たちに対しても経済的な負担を増やしているのです。
 だからと言って、私たちは介護報酬、医療報酬の減額を理由に医療福祉サービスのレベルを低下させることは出来ません。また国もお金は出さないが、口は出すという感覚で、私たちに医療福祉サービスのレベルの向上を厳しく指導しております。
 このような厳しい状況のなかで私たちが生き延びるためにはただ一つ、私たちが企業努力によりスタッフの質の向上、提供できるサービスの質の向上と地域への貢献を行い社会から信頼される事業体になることしかありません。そのために真誠会では医療法人、社会福祉法人真誠会ともに、介護サービスの向上、施設の設備の向上、パワーリハビリテーションなどのリハビリテーション部門の充実を行っております。その他、通所の定員の大幅な増加と真誠会のすべての通所で365日対応と、日南産のコシヒカリを使用した美味しい食事の提供、痴呆対応型通所の増設と充実、予防介護活動の試行を行っていきたいと思います。また、医療法人真誠会では、外来部分の新築(本年度中)と4月から常勤で消化器専門医師による迅速で信頼をいただける医療の提供を行ってまいります。
 このような自助努力によって、今年を真誠会にとって革新的な進歩の年、力強い生まれ変わりの年にしたいと思います。
 今こそ自助努力、企業努力が必要であり、それはまさに『天は自らを助くる者を助く』〔Heaven helps those who help themselves〕自力で努力する人には天が援助を与えるという教えの正しさを痛感するものです。
 本年は真誠会グループ全体が明るく、力強く、そして高い目標に向かって邁進し、今年を真誠会にとって革新的な進歩の年、力強い生まれ変わりの年にしたいと思います。


    医療法人真誠会・社会福祉法人真誠会 理事長  小田 貢


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