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       ホスピタウン便り
           VOL59 (平成22年10月)

99歳直前の日野原先生に御会いして


ホスピタウン便りvol59

 平成22 年9 月13 日、私は日野原先生に御会いするために聖路加国際病院を訪問しました。
実は聖路加国際病院の理事長室を探したのですが見当たらないので、私の勘違いかな?
と思ってしばらく探しましたが見つからないので、
秘書の方に電話をして聞いたところ理事長室は移動したとのことでした。
 移動先は聖路加国際病院の旧館の6 階でした。
これは1933 年(昭和8 年)に聖路加国際病院の創設者ルドルフ. B. トイスラーが建てたもので、
外観も内装も年月を経て落ち着いた貫禄のある建物です。
しかしながら古いビルであることは否めないのですが、
日野原先生は病院のハートセンターの開設のために理事長室を譲って自らは旧館に引越しをされたのです。
これ自体が私にとって、いかにも形式にはこだわらない柔軟な日野原先生の発想だと感じました。
 私は、しばらく控室で待っていると、秘書の方が理事長室に案内してくれました。
そして理事長室へ入ると日野原先生は満面の微笑で「やー 小田先生!」と言って、
明るいお声で私を迎えてくださいました。
 私は先生のお顔を見るまでは、「先生は99 歳直前だから少しはお元気がなくなっているかもしれない・・」
という危惧の念を持っていたのですが、その心配はまったく杞憂で、
想像以上にお元気でその微笑みは童顔の微笑といってもいいほどの無邪気とも思えるほどでした。
 日野原先生は私のような田舎の一開業医をこのように心から歓迎の気持ちを込めて意思表示をされる方です。
今回の訪問の目的は、日野原先生に医療法人真誠会の名誉理事長をしていただいていることの御礼と、
今度、某書店で企画している日野原先生の伝記的な本の発刊に関して許可を得ることでした。
これは某書店の「平成醫人傳」で、私が日野原先生編を担当することの許可を得るためでした。
私は約6 年前に日野原先生の伝記「日野原重明先生リビング・ヒストリー」を書かせていただいているので、
基本的にはこの本のエッセンスに最近の約5年間の日野原先生のご活躍を加えて編集して発刊するプロジェクトです。

                    ホスピタウン代表 医療法人真誠会 理事長  小田 貢

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