ホスピタウン便り | |
VOL60 (平成23年1月) |
特別な年 : 日野原重明先生 満100歳
毎年新しい年はそれぞれ、その年毎に“特別な年” であると思います。
毎年新しい年に向かって私たちは、なにか新しい、特別なことを期待し、また特別な気持ちで迎えます。
しかしながら、2011 年は本当に特別、言い換えれば超特別の年です。
それは聖路加国際病院理事長、そして医療法人真誠会の名誉理事長をしていただいている日野原重明先生が本年10 月4 日に満100 歳を迎えられるからです。
確かに現在の日本は世界でもトップの長寿国になりましたが、さすがに満100歳は少なく、かぞえで100 歳になったら、“前倒し” で100 歳のお祝いをします。
なぜなら急いで前倒しで100 歳のお祝いをしなければ、満100 歳でのお祝いは必ずしも保障されていないからです。
さて日野原先生の場合はどうでしょうか。日野原先生は99 歳でも相変わらずの多忙を極め、一年間で182 回の国内講演、7 回の海外出張と、子どもたちに対する命の授業も5 年前と変わらず実行しておられます。そして私たちへの約束通り、ますますクレシェンドな生活をしておられます。ですから日野原先生100 歳の生き方は、日本の全国民が注目しているといっても過言ではないと思います。2011年は、新年早々から日野原先生のテレビ特番が次々に企画されているようです。とい
うことは、先生の100 歳になられる今年は、ますますお忙しいということです。
そして私は、日野原先生の100 歳の伝記を書く事が許され、日野原重明先生の100年の伝記を、本年の先生のお誕生日に間に合うように出版予定になっております。
記念すべき2011 年の日野原先生にまつわる企画の一つに入れていただけることを、この上ない名誉と思っております。実際のところ、日野原先生のところには「日野原先生について本を書かせてほしい」という申し出がたくさん来ているとのことですが、日野原先生は、全部断っていると私に仰いました。日野原先生は、ご自分の伝記は「小田にまかせている」とのお気持ちです。私は、先生の信頼にこたえるために、今年の正月は日野原先生の伝記の執筆に、身も心も全て注入しました。本年100 歳の日野原先生の更なるご活躍に注目し、日野原先生のお誕生日を祝い、日野原先生の力強く、愛に満ちた生活にヒントを得た新しい一年を過ごし、この一年を人間として飛躍の年にしたいものです。ホスピタウン代表 医療法人真誠会 理事長 小田 貢
バックナンバー
平成5年1月 Vol.11
平成5年4月 Vol.12
平成5年10月 Vol.13
平成6年7月 Vol.14
平成7年3月 Vol.15
平成8年11月 Vol.16
平成9年4月 Vol.17
平成9年8月 Vol.18
平成10年1月 Vol.19
平成10年5月 Vol.20
平成10年9月 Vol.21
平成11年3月 Vol.22
平成11年7月 Vol.23
平成11年12月 Vol.24
平成12年3月 Vol.25
平成12年6月 Vol.26
平成12年10月 Vol.27
平成13年1月 Vol.28
平成13年4月 Vol.29
平成13年7月 Vol.30
平成13年10月 Vol.31
平成14年1月 Vol.32
平成14年4月 Vol.33
平成14年7月 Vol.34
平成14年10月 Vol.35
平成15年1月 Vol.36
平成15年4月 Vol.37
平成15年10月 Vol.38
平成16年1月 Vol.39
平成16年4月 Vol.40
平成16年10月 Vol.41
平成17年1月 Vol.42
平成17年5月 Vol.43
平成17年11月 Vol.44
平成18年1月 Vol.45
平成18年5月 Vol.46
平成18年10月 Vol.47
平成19年1月 Vol.48
平成19年4月 Vol.49
平成19年10月 Vol50
平成20年1月 vol51
平成20年4月 vol52
平成20年11月 vol53
平成21年1月 vol54
平成21年4月 vol55
平成21年10月 vol56
平成22年1月 Vol57
平成22年4月 Vol58
平成22年10月 Vol59