ホスピタウン便り | |
VOL63 (平成24年1月) |
米子は大きなホスピタウン
真誠会モデルづくりをめざして
新年明けましておめでとうございます。
本年は医療法人真誠会が誕生してから24 年目を迎える年です。
その24 年の間に介護保険が誕生し、その後次々に制度の改正が行われてきました。そして本年4 月から介護保険、医療保険の同時改訂ということで制度が大きく変わろうとしています。
真誠会も過去23 年、制度の改訂の後を一生懸命についてきました。しかしながら真誠会誕生24 年目を迎える今年は真誠会も成長した組織として"制度の後を追う"のではなく、"制度の前を行き"、制度で要求されるレベル以上のものを、いわゆる真誠会モデルとして提供できるようにしたいと思います。
平成23年12 月から本年3 月までは米子市から委託の、24 時間対応定期巡回・随時対応サービスモデル事業として、訪問看護・介護を行なっております。この事業には日本でも一番最先端の緊急連絡システムを実用化しており、高齢者の見守りを画期的に進歩させることが出来ました。
この24 時間対応定期巡回・随時対応サービスモデル事業での見守りシステム
は、平成24年米子市が制度化されれば真誠会は最高のサービスを提供できるようになると思います。
また制度上必要な介護保険事業を行なうだけではなく「高齢者生活支援隊」という組織をつくり、御弁当の宅配から福祉用具の貸し出し、さらにお買い物代行サービス、住宅改修、見守りなど、高齢者の生活に必要なものを提供して参ります。
また一方では、個人個人に対する医療福祉サービスだけではなく、弓浜ホスピタウン(大崎)、米子ホスピタウン(河崎)、米子中央ホスピタウン(西福原)の三つのホスピタウンを中心として高齢社会を支える街づくり、人材育成、ネットワークの構築などを一体的に推し進めたいと思っております。
この構想が実現すれば、米子市全体のあらゆる場所でホスピタウンの息吹を感じ、ホスピタウンが提供する安心感を享受していただけるようになると思います。
その時に「米子は大きなホスピタウン」となるでしょう。
そしてこの真誠会モデルがこれからの高齢社会を支える一つのモデルとして高く評価され、米子市、鳥取県だけではなく全国的なレベルで評価されるものにしたいと思います。
「米子は大きなホスピタウン」これが私の夢です。
皆様にとって本年が良い年になりますことを心よりお祈り申し上げます。ホスピタウン代表 医療法人真誠会 理事長 小田 貢
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