ホスピタウン便り | |
VOL64 (平成24年6月) |
日野原重明先生百歳記念講演
逆風にめげず凛々しく生きる
この度、日野原重明先生をお迎えして『「新老人の会」鳥取支部フォーラム 日野原重明先生百歳記念講演会』を開催することが出来、心より喜んでおります。
講演会の主催は、日野原先生が会長をしておられる「新老人の会」です。「新老人の会」は、「"新"老人の会」ではなく、「"新老人"の会」です。年を重ねてさらに生き生きと、社会に貢献し次世代に伝える新しい生き方をする老人の会なのです。
そのために先生が作られたモットーは、1. 愛し 愛されること 2. 創めること 3. 耐えることです。また、子どもたちに平和と愛の大切さを伝える、若い世代に命の大切さ、戦争の悲惨さを伝えることにも力を注いでおられます。
今回、日野原先生は「逆風にめげず凛々しく生きる」というテーマで、約1800 人の聴衆を前に約一時間立ちっぱなしで、力強くお話をされました。
先生はまさに今、強烈な逆風に晒されている私たちに百歳の渾身の力をこめて応援歌を歌ってくださったのです。そして先生ご自身が、新しい時代の老人、新老人のモデルとして凛々しく立ちはだかり、そして百歳でも輝いた人生が送れることを身をもって教えてくださいました。
私たちは日野原先生のエネルギーを全身に受けて、次の世代に伝えたいものです。
今回の講演で、福島市のサテライト会場には約100 人の方々が来場されました。福島の皆さんは、中継を通して日野原先生ともお話が出来て、とても元気をいただいたと喜んでいただきました。
また、真誠会から日野原先生の著書「いのちを育む」(日野原先生のサイン入り)200 冊を福島会場へ贈りました。
講演会の最後は日野原先生の指揮で恒例の「ふるさと」を米子会場、福島会場の誰もが一緒に大合唱をし、感動の中で終わりました。
会が終わると日野原先生のサイン会があり、あっという間に日野原先生の近著200 冊が売れ、同時に来場者の皆様方から約40 万円の東日本大震災被災地への義援金をいただくことが出来ました。
最初から最後まで、愛と感動、力強さに満ちた講演会でした。ホスピタウン代表 医療法人真誠会 理事長 小田 貢
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