ホスピタウン便り | |
VOL66 (平成25年1月) |
25周年の真誠会 地域医療に貢献を
本年真誠会は25 周年記念の年を迎えます。昭和63 年9 月9 日真誠会医院を開業し、
平成7 年ゆうとぴあを建設し、平成12 年弓浜ホスピタウンを作りました。
その後もほぼ毎年と言ってよいほど、施設の建設、事業所の開設を繰り返してきました。
毎年真誠会が変化、発展せず、歩みを止めた年は過去25 年間のうち一年も無かったと
言ってよいと思います。
真誠会設立25 周年の本年は、真誠会にとって何時もの年とは比べ物のならないビッグ
チェンジの年であると言っても過言ではありません。
昨年認可を得たグループホーム2 ユニット(和田)は、本年3 月頃から着工し、
9月頃完成します。同時に現在計画中の真誠会セントラルレジデンス(西福原)は本年
1月着工しますが、本年9 月完成で10 月に開所予定です。また米子ホスピタウン(河崎)
も一部増築します。
施設面の拡大ともに、真誠会セントラルクリニックに関しては、昨年末より今までの
診療科目に加えて「緩和ケア内科」を標榜しました。昨年以上の数と質の高い緩和ケア
(がん末期を中心とするケア)と、認知症かかりつけ医、ならびに認知症サポート医と
して認知症の早期発見、治療、ケアを充実したいと思います。
そして、昨年から開始している包括ケアサービスの充実、なかでも生活支援隊による
高齢者支援を24 時間定期巡回訪問介護とあわせて米子市全体にサービスを拡充したい
と思います。
また、平成24 年度に始まった厚生労働省の委託事業である「在宅医療連携拠点事業」
は本年3 月で一旦総括されますが、真誠会の連携拠点事業所「コズミックリンク」は引
き続き、鳥取県西部医師会、米子市など鳥取県西部の行政機関と連携しながら西部地区
の在宅医療、在宅緩和ケア、在宅看取りの推進、支援に向けて尽力したいと思います。
今後も地域医療、在宅医療に関して鳥取県西部で中心的な活動を行い、地域に貢献した
いと思っております。
聖路加国際病院理事長であり、医療法人真誠会名誉理事長である日野原重明先生は
101歳になられ、新しい年を迎えるにあたって、更に力強く前進する決意を述べていら
っしゃいます。私たちも日野原先生のエネルギーをいただき、少しでも健全な社会の構
築のために貢献したいものです。皆様にとっても本年が発展的で良い年になりますこと
を心より御祈り申し上げます。ホスピタウン代表 医療法人真誠会 理事長 小田 貢
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